症例（８）膝の痛み

片側の膝痛と腰の鈍痛でご来店。

状態確認では、痛む膝と同側の腰が痛む。骨格チェックでは痛む側の下肢に可動域調整を必要とする箇所を確認。まず膝に痛みの軽減を優先することとし、その要因として考えられる可能性をお伝えして施術方針を決定。

まず、痛みのある下肢の各関節の調整を行い、大腿部、膝周辺に筋弛緩法を施術。膝の痛みが軽減してきたので腰と下腿にも筋弛緩法を施術。重心軸のバランスを考慮し頸にも可動域調整と筋弛緩法施術で終了。

交通事故で膝の内側の靭帯を損傷し、病院でのリハビリと接骨院での治療を受けていたが一向に痛みが消えず、知人を通じて紹介にてご来店。

状態確認では、歩行では痛みを伴い患側をかばう動きがみられ、可動域制限が若干ある。腰部、背部、股関節、足底まで筋緊張が強く残る部位が確認できる。特に大腿部後面の筋緊張は長期化している模様。骨格チェックでは、下腿の外旋・後方変位が疑われるが、ほかは微調整で足りるレベル。膝の痛みは一時的な筋肉の緊張による可能性と、膝と関連する部位への施術の必要性についてご説明し、施術方針を決定。腰はブロックテクニックによる自重を用いた骨盤調整だけで腰部・背部の緊張弛緩を確認、次に背部のバランス調整、最後に腰と両股関節、患側の膝とその関連部位に筋弛緩法施術、膝関節の可動域調整で終了。

長年我慢してきた足の痛みでご来店。膝が90度以上曲がらず、もちろん正座などはできない。頭痛や肩こり、目が開きにくいなどの自覚症状がある。

状態確認では、全身に筋緊張が強くあり、特に下半身の筋緊張が著しい。ヒアリングでは数十年前にスキーで転倒・打撲事故があり、そのあとから痛みを我慢し続けている。骨格チェックでは骨盤、股関節と膝に可動域調整が必要な箇所を確認。足関節の動きが悪いのも気になる。立位姿勢が安定し、歩行に痛みが伴わないことを目標に施術方針を決定。

まず筋弛緩法を腰に施術、ブロックテクニックにより自重を用いた骨盤調整と背部のバランス調整をしてから、股関節と膝、足関節などにも筋弛緩法＋可動域調整で終了。