症例（２）肩の痛み

数年前、両腕を広げるスポーツ種目を練習している際に肩を痛めて以来、肩の奥のほうの違和感が取れないとお悩みでご来店。腰の重だるさも伴うという。

状態確認では肩関節周辺から頸部までの一部と腰部から右背部の筋肉の緊張が確認できる。骨格チェックでは腰と肩に可動域調整を必要とする箇所を確認。今回の肩の違和感の要因として考えられる可能性をお伝えして施術方針を決定。筋弛緩法を肩と腰に施術、変化が確認できたので、骨盤のバランス調整、肩甲骨の可動域調整のあと、肩関節の動きに関連のある部位に筋弛緩法を施術し、最後にもう一度腰周りを筋弛緩施術して終了。

肩関節から背部・頸部にかけて強い痛みを伴い、痛みの位置が日によって変わる、前腕を肘から上の位置に上げることができない等の症状でご来店。

状態確認では、とにかく痛みの訴えが強く、先に施術を求めるご希望が強いため、他の関連部位の確認を後回しにして、先に肩関節周辺を施術を開始。その途中で痛みの要因となる可能性の説明をして、他の部位の可動テストを行い、施術方針を決定。可動テストでは、腰部、背部、頸部まで強い筋肉の緊張があり、特に上部胸椎・肩甲骨間の筋緊張が強いことを確認。骨格チェックでは上部胸椎が最もひどく、次いで下部頸椎、骨盤に要調整箇所を確認。肩関節の動きは悪いが、可動テストでは可動域に変化が見られるため、可動域の縮小は一時的な筋肉の緊張による可能性をご説明、肩への施術はご本人への痛みの負担を考慮し、施術箇所と動きの方向を都度お伝えしつつ、ご了解のうえ施術を進めた。

まず腰から背部にかけての緊張緩和を目的にブロックテクニックによる自重を用いた骨盤調整、続いて胸椎・腰椎のバランス調整を行うと、特にひどい上部胸椎周辺の弛緩が見られ始める。次に腰と肩の関連部位の筋肉を弛緩させる施術を行い、脱力していれば痛みなく最大可動範囲まで動かせることを確認。上部胸椎と下部頸椎周辺の緊張がなくなるにつれて、ご自身で肩を動かせる範囲が広がったのを確認して終了。

肩の痛みで腕が上がらない。2か月ガマンしながら他院に通うもほぼ変化なく、お困りのところ当店を知りご来店。

症状発生のきっかけは特に記憶になく、状態確認では自覚症状のある肩関節周辺から前腕のほか、下肢～体幹～頸部まで全体的に筋肉の緊張が強い。骨格チェックでは骨盤、股関節に可動域調整を必要とする箇所を確認。今回の肩痛の要因として考えられる可能性をお伝えして施術方針をご相談のうえ決定。

まず筋弛緩法を肩に施術すると痛みはまだあるものの可動域拡大を確認。腰部・股関節にはブロックテクニックによる骨盤調整と筋弛緩法を施術、胸椎腰椎のバランス調整を行ってから、肩関節と関連のある部位に可動域拡大を目的に筋弛緩法を施術、さらに可動域の拡大されたのを確認して終了。