症例（４）頸(首)の痛み　頭痛

交通事故の外傷による手術のあと後遺症で首と腕のしびれで長くお悩みの方で、しびれがひどくなり痛みに変化してきたのでご来店。

状態確認では肩関節周辺から頸部まで筋肉の強い緊張が確認でき、そのほかにも腰部、背部、胸部にも筋緊張が見られる。痛む側の腕は上がるが、首が上を向くと強く痛む。骨格チェックでは腰部、背部、頸部に調整を必要とする箇所は見られるが緊張が強いため安全重視で初期はブロックテクニックによる腰部の骨盤調整のみ行う。今回の頸部の痛みとしびれの要因として考えられる可能性をお伝えして施術方針を決定。筋弛緩法を肩関節周辺に施術、続いて関連する胸部、頸部、腰部に筋弛緩法を施術、首から頭部にかけての筋緊張の調整により緩めると、頸の可動域拡大を確認でき終了。

ひどい頸と肩のコリ、頭痛、口が開かないなどの症状でご来店。その他の自覚症状では倦怠感や疲れがとれない、気分が晴れないなどの訴えもある。

状態確認では、顎関節周辺が特に強いが、頸部から肩関節、背部に至るまで筋緊張が強い。可動テストでは口は指1本分しか開かない。肩関節の柔軟性は低く可動制限もある。骨格チェックでは腰部、股関節、胸椎、頸部に軽度の要調整箇所を確認。

まず腰部の筋弛緩法を施術。続いて腰から背部の緊張緩和を目的にブロックテクニックによる自重を用いた骨盤調整施術でさらに腰部・背部の緊張が弱まることを確認。続いて胸椎調整のため背部へのバランス調整を行う。次に腰の筋弛緩のあと股関節の可動域調整を十分に施術。肩は肩関節と肩甲骨の可動域拡大を目指して県連部位の筋弛緩施術し、最大の可動範囲まで広がったのを確認。最後に顎関節周辺にも筋弛緩、オリジナルのPST施術で可動域拡大、クリック音ナシ。明日以降の自覚症状・体調の変化は好転反応によるものである旨の説明をして終了。数日は筋肉痛が続いたようだが、4日目以降の変化に喜びのご連絡をいただく。

当初は腰の痛みとふくらはぎにしびれ感があるとご来店。しかし、ヒアリングしていると頭痛やめまいが頻繁に起こる、薬を服用している日もあるとのこと。お仕事で座りっぱなしであること、気の抜けない業務であること等から、めまいや頭痛はよく起こるが薬でごまかしているということだった。

状態確認では、自覚症状のある下腿から大腿部、股関節、腰部のほか、背部、頸部まで全体的に筋肉の緊張が強い。骨格チェックでは骨盤、股関節に調整を必要とする箇所を確認。今回の腰痛・めまいなどの要因として考えられる可能性をお伝えして施術方針をご相談のうえ、まずは仕事に差し支えないように腰から足のしびれに対処することに決定。まず腰と大腿、下腿に筋弛緩法、次にブロックテクニックによる自重を用いた骨盤調整と股関節の可動域調整を十分に行い、足のしびれに対しては腹臥位となり股関節、大腿部、下腿に筋弛緩法施術。最後に頸部の筋緊張に対し関連のある部位に筋弛緩と胸椎をバランス調整して終了。